【勝手に】A子さんの恋人【おすすめ】

突然ですけど

小1からりぼんを読み漁り、アラサーになった今でも恋愛マンガのチェックに余念がない

私が発売日に必ず買う

ハチャメチャに面白い本をおすすめさせてください。



※ネタバレもあるので気をつけてね。

 

 

【A子さんの恋人】近藤聡乃(こんどうあきの)著  

 

 

2017年10月現在、4巻まで発売されている

恋愛漫画です。

 

漫画家のA子【えいこ】

アメリカ人でA子の現恋人、A君【えいくん】

店頭販売員をしているA子の元恋人、A太郎【えいたろう】

の三角関係を主に描いています。

 

 

 

この本を一言で表すと

 

「全員不器用だし

アク強いのに

めっちゃ純愛文学マンガ」

 

だと思います。

 

全然一言じゃねぇ。

 

私がいうと

ものすごく陳腐で

薄っぺらいですけど

嘘ではない(笑)


そして「なんで名前がA子って

イニシャルなの?」と

思われるかもしれませんが

まぁまぁ、落ち着いて少し

あらすじを読んでくれ。


 

 

主役のA子はどこにもいる29歳の地味な女性。

 

3年間をアメリカで過ごしたのち

帰国したところから物語が始まります。

 

A子はアメリカに旅立つ前、

同い年のA太郎と7年も付き合っていましたが

縁を切ることを決意。

 

が、このA太郎という男、

空港でA子が別れを言う直前に

「ニューヨークは寒いからこれを貸してあげよう!」 

 と着ていたコートをホイッと渡し、その場からトンズラします(笑)

 

コートをまんまと受け取ってしまったA子

「さようなら」のケジメをつけられないまま

渡米してしまうのです。

 

それから3年間、お互いに連絡は取り合っておらず

縁は切れたかと思いきや

すぐに再会(笑)そしてなんとも言えない

複雑な関係になっていきます・・・。

 

飄々としていて

人の懐に入るのがものすごくうまい(おまけにイケメンの)

A太郎A子もタジタジですが、

この時A子にはアメリカにA君という恋人がいました。

 

 

 

 

このA君ですがA太郎に負けず劣らず

なかなかの切れ者で、

これまたアメリカの空港で別れを切り出そうとする

A子に満面のスマイルで「で、いつ帰ってくる?」

「When?」「When?」と勢いで迫り、

別れをギリギリのところで阻止していました(笑)

 

そして今なお

A子の戻りを律儀に待っているのです。

 

 

そう、この漫画の男性キャラは

二人ともやり手でとてもクセがあり

色々な方法でA子を惑わせます(笑)

 

でも二人とも全てが完璧なわけではありません。

 

A太郎は裏があるような行動に出て

あまり心中を晒さないし

 

A君はインテリメガネの策士ですが

時々ボロが出てしまいます(笑)

  

読んでいる身からすると

そこがおかしく、また人間くさくていいなと思うのです。

 

私のタイプが

こういう面倒で頭の良い男というのも

かなりあるんですけどね・・・(笑)

 

キャラの理解が深まってきたところで

二人の行動が無意識にA子を「愛している」ものだと気づいた時、

きっと「きゃー!」と

手足をバタバタさせながら

発狂してしまうと思います(笑)


特に【彼からのメールを見て枕を叩いて

悶絶するみたいなヤツ】を

久しくしてない人は

キュンの度合いが本当ヤバイから

覚悟して読んで欲しいです。

 

 

日本にいるとA子とA太郎、

そしてアメリカにいるA君。

 

 

女の子の腕を引っ張りながら

「コイツは俺のだ!」「いいや!コイツは俺のだね!」

といった王道の小競り合いも

今の所ありませんが(笑)

 

話の展開で3人がものすごく

近い距離にいるような、

そんな錯覚をします。

 

とにかく人間描写が細かく、

丁寧だからなのだと思います。


マンガなんだけど小説読んでるような

重たさがあるんだよなぁ〜。



あとこれは私の個人的な

見解なんですけど

考えるの好きな人は

めっちゃハマると思うよ(笑)


というのも主要なキャラの3人が

考えるのが好きなタイプだから。


そういう人が

陥りそうな罠にまんまと引っかかって

葛藤するし、


逆にそういう人が

好き!ツボだ!と思うことが

彼らの理由だったりするんです。 


すごーーい!面倒くさいね!(笑)


そして気になる

何故名前がイニシャルなのか、

ですが…正直まだ分かりません(笑)


しかし話が進むにつれ少しずつ

謎が解けてきつつあるかも?


早く続き読みたいなぁ…。






めっちゃ長くなったし

めっちゃキモい所もあったけど

めっちゃ好きなんで

めっちゃ許してくれ。


良かったら読んでみてね〜